風邪の効用〜なんのために風邪をひくのか?〜

Your Natural way 講師、統合自然療法・ベビーマッサージの田中丸礼子です。

先日、10数年ぶりに高熱の出るインフルエンザのような風邪をひきました。

コロナかもしれないけど、大したことないのに病院にご迷惑をかけてもいけないので、簡易版抗原検査のみ、3回調べても2回は陰性、1回ももハッキリとは出ない陽性???レベル。


NESでスキャンしても、コロナ科ウィルスとの共鳴はしておらず、実際のところは何だろなー?
身体に起きてい現象だけみれば熱の出る風邪なんです。

今回風邪をひいたのは背中寒気を感じたのがきっかけ。中医学でいうところの「寒邪」です。


その3日前まで、「危険な暑さ」が天気予報でも連呼されていて、急にそれから12〜3°C一気に気温が下がった日の夜の帰り道のことでした。自律神経がついていけなかったのかもしれません。


帰りの電車もクーラーが効いていたし、夜風が冷たかったので、あ、ヤバいかもと思った翌日から発熱。

でも、ちょうどよくその日は休み。
よく分かってるねーと身体に言いながら、
ひたすら布団を被って寝てました。

熱が上がりかけがつらくて、やっぱり風池の辺りが痛むのです。
そして、首の横の筋肉が硬くなって。


風邪ひくとやっぱり詰まるのここなんだー
とかちょっと観察している自分もいます。

そして、38°超えてきたあたりで
白血球さんたちにウィルスと戦ってくれてありがとうー
思う存分お働きくださーい
と感謝とエールを送り、水をひたすら飲んで
汗かいては着替えるを1晩で数回以上繰り返しました。

熱が下がった時の排毒されてスッキリした自分をイメージして、何日くらいで熱引くかな?とキネシオロジーで聴いたら「2日」と身体から反応があるので、
仕事の連絡等も最低限のみにして、2日間はずっと寝てようと決めたら、2日目の夜には37°前半、翌朝にはほぼ平熱。

この間ほぼ水と野菜ジュースくらいしか口にひていなので、めちゃくちゃ消化器も休まったし、
高熱のおかげで身体も緩んで、
風邪引く前よりスッキリ。

私がこんな考え方に至ったのは『風邪の効用』(野口晴哉、ちくま書房、2003年)
を読んでいたから。

《風邪は治すものではなく経過させるもの》

うまく経過させれば、デトックスされて風邪をひく前より健康レベルが上がります。

心身の偏りが限界に達した時、
それを調整すべく、自律作用として風邪をひいたり下痢をする、そう考えると、むやみに薬で抑えてしまうと却って長引く、というのも頷けるのではないでしょうか?

皆さんも風邪ひいた時をちょっと思い出してみてください。
その前に無理してたり、疲れが溜まっていたりしていませんでしたか?
薄々気付きながらも、しっかり休養しない時、体はあなたを強制的に休ませようと不調にしてくれます。
身体はあなたを守ってくれている、そう考えると、風邪や病気もちょっと違った視点で見られるのではないでしょうか…?

もちろん自然免疫には個人差ありますので、状態によって適切に医療機関を受診くださいね。

田中丸礼子

田中丸礼子ベビーマッサージ

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ベビーマッサージ
統合自然療法の個人サロンを主催。
乳児院でベビーマッサージを行うのボランティア団体の共同代表、多くの赤ちゃんたちと触れ合う機会を得る。
親子の絆を深めるベビーマッサージの大切さをお伝えします。

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